Paul Lay Trioのワークショップに多くの方々に参加していただきありがとうございました。
参加者からのとてもいい質問や、積極的に演奏に参加する姿勢もあって
とても有意義な時間でした。
ワークショップと、個人レッスンの違いは、参加者とアーティストのコミュニケーションだなあとつくづく感じさせられる機会でした。
最初にいただいた「シンプルな質問なんですが、、」という一言から、作曲の話になり、それを聞いていた他の方からの質問が、
今度はモチーフや音楽のアイディアの発展の話になり、さらには、それをどう練習していったらよいかという具体的な話にまで発展しました。どのようなワークショップにするかなど、事前の打ち合わせは全くなく始めたのですが、誰かが何か質問してくれることで、話がどんどん次に繋がっていって最後には一つにまとまったとても意味のあるものが出来上がる、、これは、まさにジャズのアドリブと同じですね!
改めて、ワークショップの意義を感じさせられる機会でした。
そんな中でも印象的であったのはドラムのDreさんがグルーブのことを説明する時に使った、アンビエントという言葉でした。
アンビエントは音楽スタイルにも使われる言葉ですが、簡単に言うと、雰囲気とかニュアンスとか、気持ちの揺れみたいな意味合いだと思います。プロであろうがアマチュアであろうが誰もがそれぞれの人がその人自身の個性あるリズムのグルーブ感を持っていて、それは決してメトロノーム的なただのタイミングで推し量ることができない。その「アンビエント」が音楽/リズムで一番大切だということです。
クラシック、ジャズ、フュージョン、ポップス、どんな音楽をやっていようとこれは音楽をやる人がいつも心においておかなければいけないことだなあと感じました。